NGC598

まいにちの記録

推しを通して視界が広がった話

”推し”が載っている雑誌をついさっき読み終わったところ。クーラーの設定温度をだいぶ下げたのに体温は下がらず、手汗をかきながら日記を書いている。

 

写真、インタビュー、どれも素晴らしかった。

1ページめくるごとに、こうきたか!!!という驚きと興奮と喜び。

本当に贅沢な時間で、大満足している。

この気持ちを忘れないうちに、と思って急いでパソコンに向かっている。

 

この数ヶ月間、推しの出ている雑誌を何冊も買って思ったこと。読者の年齢層や、インタビュー内容、テーマによって全くもって魅せ方が変わってくるということ。同じ被写体でもこんなに違う表情が作られるのだということに感動した。

写真はあまり詳しくなく、気に入ったものがあれば手元に迎える程度だったもんだから、できる表現の幅がこんなに広いものだと意識したことがなかった。

一人の被写体で色々なテーマに沿ったクリエイティブを見たことで、違いを意識しやすかったから気がつけたのかもしれない。もちろん被写体である推しが多面的な魅力を持ったアイドルだということも大きな要素の一つだけれど。

 

推しの素敵な写真にのたうちまわる傍で、「どうやってこれを創り上げたんだろう?」というところに気持ちがいった。素敵な創作物をみると、その背景の人の動きを知りたくなる。

カメラマン、ヘアメイク、衣装、小道具のセット、各専門分野のプロが同じ方向を向いて作らないと、こんなに素敵なものは作れないんじゃないか。テーマを決めた人はどういう風に周りに伝えたんだろう。それを受けて、各人が自分にできる表現を織り交ぜながら、どう発展させていったのかな。軸がぶれないように正したこととかあるのかな。

創る人にインタビューしてみたい。

その世界を見てみたいと思った。

 

少し話がそれるけれど、

アイドルを最初に好きになった時には、まず衣装に目が行った。雰囲気は統一されているのに、各々で違う衣装。今までTV番組なども流し見しかしていなかったから、初めて注目した。

アイドルの体型やキャラクター、曲ごとの世界観に合わせて作られる衣装。彼らの魅力が、このコンサートで伝えたいことが、最大限に伝わるように。一つの大きな軸に沿って、各専門分野のプロが表現を尽くす。

そうやって創られたものだから、何万人もの多種多様なファンに届くんだね。

私もやりたいなあ、そういう、、

いろいろな分野のプロと一緒に一つのものを創り上げてみたいよ。そのためには私のできる表現を極めないといけないのだけれど。

 

羨ましい、憧れるような気持ちになった。

 

今回は雑誌づくりの話が中心だったけど、

推しに会えたことで、未開拓のジャンルのクリエイティブに興味を持つようになった。

真剣にドラマや雑誌に目を通すようになったことで、今まで目の中に入っていたのに見えていなかった表現が、たくさんあった。

与えられた役割に精一杯答えようと真面目に取り組んでいる推しの態度を知ると、作品を通して伝えられる思いをできるだけ逃したくないと思う。おかげで視界が広くなった。自分に起こったとても嬉しい変化。

多分創作にもいい影響を与えられると思う。

せっかくだから存分に活かしたい。

だってこんな莫大なエネルギー源なかなかないもんね。享受して終わりじゃもったいない。

 

好きなものが増えると視界が広がるのだな。

これからも推しを通して広がる世界を楽しみに過ごしたいと思う。